通常、住宅ローンを借り換えで有利になるというケースはローン残高1,000万円以上、金利差が1%以上というのが一般的みたいですが、ケースバイケースなので、よく検討してみなくてはわかりません。
そこで、ある日ある銀行のホームページで見つけた
金利 0.95%の住宅ローンへの借り換えの検討をしてみました。
所得税の住宅取得控除が、1%あるので、実質金利負担0になります。
厳密に言えば借入金の年末残高の1%なので0にはなりませんが、それでも、限りなく0に近づきます。
公庫融資、職場の融資残を合わせて借り換えるとすれば、残債が1400万円あるので、借り換え費用が約18万円かかります。
内訳は、印紙代2万円 司法書士報酬7万円 登録免許税6万円 手数料28,000円 団体信用保険料は銀行負担 保証料は不要でした。
抵当権の設定を変更しなくてはならないので、登録免許税と司法書士の報酬がかかります。この費用があるために、借り換え費用が高くなりました。無担保であれは、借り換え費用がぐっと安くなりますが、その分金利が高く設定されるのかもしれません。
この銀行については、保証料と団体信用保険料が不要だったので、他行に比べてかなり費用は低くなっていました。借り換え費用が18万円かかっても将来金利削減効果がそれ以上あれば、借り換えのメリットはあります。
しかし、金利が0.95%というのはキャンペーン金利で、1年間のみの適用で、その後は通常の金利に戻るということです。ちなみに、現在の基準金利は2.2%だそうです。2.2%であれば、今の金利とほとんど変わらないし、公庫分は借り替えたほうが金利が高くなってしまいます。
これでは、借り換えのメリットは得られません。
このことは、オペレーターに確認したときにわかったのですが、ホームページにはそのことについては触れていませんでした。
これらの、キャンペーンについては、よく確認しないと大変なことになります。結局、私のケースでは借り換えのメリットは出ませんでしたが、住宅ローン残高が多い、返済期間が長い、金利が高い方は検討してみるとよいと思います。
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上記のサイトから住宅ローンの相談ができます。私も実際に借り換えの相談してみました。
トップページの左上の「相談申込」から入り、
自営業かどうか、所在地等の簡単な質問に答えます。
次は住所などの基本情報の登録です。登録が済むとIDとパスワードが発行されます。
それから借り入れ、借り換え等の相談です。ここでは、勤務先、収入、借り入れ金額、物件情報等を入力します。特に疑問点があればその他の欄に自由に記入ができます。
申し込みをすると2〜3日でメールが届きます。
私の場合は現在の金利が安かったことで借り換えのメリットは出ませんでしたが、保証料が無料で、全期間固定金利の住宅ローンがあるとのことです。
相談だけなら簡単にできますので、住宅ローンの借り換えを検討している方は相談してみてもよいと思います。
住宅ローンの借り換えの検討のために読んだ本を紹介します。
「急げ!住宅ローン借り換え―ローン返済負担を軽くする本
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変動金利の住宅ローンを組んでいる場合の金利上昇時のリスクを解説し、「目先の得より安心を」得るために固定金利への借り換えを勧めています。
金利動向はどうなるかわかりませんが、今後、金利が上昇する可能性は非常に高いと思います。それを前提に、各銀行のローンの特徴も紹介し、今組んでいる住宅ローンのケース別に、どのような借り換えを行なうべきかを紹介しています。
そのほかで参考になった点は、スムーズに借り換えを進める方法として、金融機関の相談時の準備書類や契約の流れの紹介です
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